秀島敏行市長(右)に要望書を手渡す市私立保育園会の中臣健会長(左奥)、市私立幼稚園・認定こども園連合会の宮崎祐治会長=佐賀市役所

 佐賀市の保育園や幼稚園などでつくる2団体が18日、新型コロナウイルスワクチンを保育従事者に優先的に接種するよう市に要望した。感染リスクが高い業務への理解を訴えるとともに、医療や福祉を支えるエッセンシャルワーカーへの配慮を求めている。

 要望したのは、市私立保育園会(中臣健会長)と市私立幼稚園・認定こども園連合会(宮崎祐治会長)で、保育従事者は抱っこやおむつ替えなどで子どもと濃厚接触せざるを得ない現状があると強調。一方、市の優先接種の対象は医療従事者、高齢者、基礎疾患のある人で「保育士で最も多い20~30代は一般接種。感染リスクが高いのに、接種が一番最後になる恐れがある」としている。

 「1年以上リスクを背負って働いており、現場のストレスはかなりのもの。他自治体のように何らかの工夫を」と中臣会長。宮崎会長は「子どもを預けられず仕事に行けないという事態を招かないためにお願いしたい。感染拡大防止にもつながる」と要請した。

 秀島敏行市長は「気持ちは十分分かる。国の指導をもとに決めており、次なるステップで検討したい」と述べた。

 2団体は市議会の川原田裕明議長にも要望書を提出した。(大田浩司)

このエントリーをはてなブックマークに追加