アゲマキとウミタケの禁漁を決めた佐賀県有明海区漁業調整委員会=佐賀市の県有明海漁協

 佐賀県有明海区漁業調整委員会(会長・西久保敏県有明海漁協組合長)が17日に佐賀市で開かれ、有明海特産の二枚貝アゲマキとウミタケについて今季の禁漁を決めた。資源の回復が見られないためで、アゲマキの禁漁は3季連続。

 会議では、県有明水産振興センターの担当者が生息状況を報告した。アゲマキは昨年7月から11月にかけて調べた有明海沿岸54地点のうち、生息が確認されたのは18地点だった。多い場所でも1立方メートル当たり10個ほどで、漁獲できるレベルに達していなかった。豪雨の影響で多くの貝が斃死(へいし)したと説明した。これを受け、委員会は6月1日から来年5月31日まで1年間、禁漁を延長すると決めた。

 ウミタケについても1年間、禁漁を延長すると決めた。センターの5月の調査では、漁で採取する大きさの貝は確認できなかった。県有明海漁協は今後の操業に向けた基準づくりのため調査操業を計画している。この計画については次回の委員会で議論する。

 アゲマキは県などの資源回復の取り組みの成果が表れ、2018年に22年ぶりに再開されたものの、その後は回復が思わしくない状況が続いている。ウミタケは資源量の回復を受けて19年まで3年間、試験的に操業をしてきたが、20年は生息数が減ったため操業を見送っていた。(宮里光)

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