5月16日現在の新型コロナウイルスの県内感染状況

県内の新型コロナ感染者状況(5月16日現在)

新型コロナの県内感染者数(5月16日現在)

 佐賀県は16日、10歳未満~70代の男女27人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。県内での感染確認は延べ2226人になった。専用病床の使用率は過去最高の51・8%になり、政府の対策分科会が示す感染状況の区分で最も深刻な「ステージ4」(爆発的感染拡大)の水準に初めて達した。

 県によると、16日現在の入院患者は前日より9人多い189人で、病床使用率は2・5ポイント増えてステージ4の50%以上となった。重症者は前日から4人増えて8人になり、重症者病床の使用率は2倍の16・7%。軽症・無症状者が療養するホテルの使用率は、1・4ポイント低い54・8%になった。自宅待機の人はいない。

 このほか、人口10万人当たりの療養者数(46・99人)と直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数(35・34人)がステージ4の水準に達している。直近1週間のPCR検査陽性率(8・2%)は、ステージ3(感染急増)に該当している。

 県が感染を公表した27人のうち、21人が既に感染が判明している人の関係者だった。クラスター(感染者集団)が発生している鹿島市のスナック「Memory(メモリー)」の関連が1人含まれ、一連の感染者は17人になった。

 県健康福祉部の甲斐直美部長は「このまま病床が逼迫(ひっぱく)すれば患者が適切な医療を受けられなくなり、県内の医療提供体制の維持が厳しくなる」と危機感を示し、「感染力が非常に強く、陽性者から家族や友人など周囲へ広がっている。県外、特に福岡への移動を控えてほしい」と呼び掛けた。(円田浩二)

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