木くずの中から見つかったカブトムシの成虫=伊万里市の伊万里実高農林キャンパス

 伊万里市の伊万里実高農林キャンパスで、カブトムシの成虫が見つかった。通常だと今は幼虫からさなぎになる時季で、成虫が姿を現すのは早くても6月ごろ。先生や生徒は「虫の世界にも気が早いのはいるだろうけど、早過ぎる」と驚いている。

 10日、木材加工で出る木くずの集積所で生徒が見つけた。そこはカブトムシの産卵場所になっていて、生徒が毎年幼虫を取り出して200匹ほど育て、地域の子どもらに配っている。ここ10年で、5月に成虫を見るのは初めてという。

 近年は地球温暖化で生き物の活動時期が早まる傾向にあり、各地から寄せられる開花や初鳴きの便りによると、今年は特に早いようだ。松本寛教諭(53)は元気に足を動かすカブトムシを見ながら「温暖化のことを考えると、驚くというより心配」と話した。(青木宏文)

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