強い雨が降る中、傘やレインコートを着て行き交う人たち。佐賀県を含む九州北部地方は統計開始以降、2番目に早い梅雨入りとなった=15日午前、佐賀市内(撮影・鶴澤弘樹)

色付く前のアジサイのそばをレインコートを着て走る通行人。佐賀県を含む九州北部地方は統計開始以降2番目に早い梅雨入りとなった=15日正午ごろ、佐賀市内

 福岡管区気象台は15日、佐賀県など九州北部地方が梅雨入りしたとみられると発表した。昨年より27日早く、1951年の統計開始以降では、54年の「5月13日ごろ」に次いで2番目に早い梅雨入りとなった。

 佐賀地方気象台は、16日にかけて雷を伴った激しい雨が続くとみている。梅雨前線に湿った空気が流れ込んだ影響で、佐賀県内は15日昼過ぎにかけて、雷を伴った激しい雨が降った。佐賀市城内では、朝から降り続いた雨で道路に水たまりができ、通行人は車が上げる水しぶきに気を付けながら、足早に歩いていた。

 同日午後9時までの24時間雨量は、杵島郡大町町で64ミリ、嬉野市で53・5ミリ、同白石町で51ミリ、佐賀市駅前中央で45ミリを記録した。嬉野市では1時間に30ミリの激しい雨が降った。

 県内の梅雨入りが平年より20日早いことについて、気象台は「例年より太平洋高気圧の勢力が強く、北の方まで張り出しが見られたため、前線が押し上げられるタイミングが早くなったことが要因の一つと考えられる」と分析している。

 前線は16日、朝鮮半島付近に北上した後、対馬海峡から九州北部に南下してくるとみている。県内では16日昼過ぎから17日にかけて大雨となり、多いところで1時間に50ミリの非常に激しい雨が予想され、16日午後6時からの24時間雨量は多いところで100~150ミリを見込む。

 気象台や日本気象協会九州支社は、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意を呼び掛けるとともに「高温多湿な空気が流れ込んで体感温度が上がるため、熱中症への注意が必要」としている。(小部亮介)

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