オンラインで実施した卒業生・木下友梨香さんの講演会=有田町の有田工高

 佐賀県有田町の有田工高で14日夜、開校記念行事として卒業生による講演会が開かれた。同校定時制を卒業し、武蔵野美術大を経て東京でアーティストとして活躍する木下友梨香さん(33)が、定時制の後輩たち約50人に、在校中の体験談や現在の活動、将来の夢などを語った。

 コロナ禍のため講演は木下さんの自宅と学校をオンラインでつないで実施した。高校時代の木下さんは、デッサンの勉強をするため人より早く登校して先生に助言を求めたり、全日制の美術部に入って全国大会に出品するなど意欲的に活動した経験を披露。「興味を持ったことは何でもやってみた」と話した。

 現在は東京で個展を開くほか、佐賀さいこうフェスに2018年から参加したり、今年3月には佐賀市内のショッピングモールで作品を展示するなど地元でも活動を開始した。

 会場からの「オリジナリティを出すにはどうしたらいいか」との質問に対し「自分のバックグラウンドが全てオリジナルにつながる。私は実家が花農家だったので、花を題材にすることからオリジナリティを築くための突破口を見つけた」と自らの体験を語った。

 定時制4年で生徒会長の前山綾那さん(18)は「美大に入るために朝から夜まで、福岡の予備校に通ったことが凄い。ファッション系を目指すうえで大いに刺激を受けた」と感想を話した。(澤登滋)

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