創建420年の記念台法要が行われた願正寺=佐賀市呉服元町の同寺

 明治時代に初めての佐賀県議会が開かれるなどした佐賀市呉服元町の願正寺で15日、創建420年記念大法要が開かれ、参加した門徒ら約80人が大きな節目を祝った。

 寺は1600(慶長5)年に創立し、現存する本堂は1702(元禄15)年に建てられた。1883(明治16)年には初の佐賀県議会を開催。佐賀出身で早稲田大を創設し、内閣総理大臣を2度務めた大隈重信が講演を開いたこともある。

 大法要は2020年に実施予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で1年間延期。祝賀記念行事を取りやめるなど規模を縮小し、動画投稿サイト「ユーチューブ」でのライブ配信も行った。

 熊谷信隆住職(64)は「長い歴史が積み重なり、先人の思いでここまでつなげてもらった」と感謝を口にした。16年の熊本地震による被災を修復するため、現存の本堂で行う最後の法要となり、熊谷住職は「430年法要はきれいになった本堂で迎えたい」と話した。(小部亮介)

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