雨の中植樹する参加者ら=佐賀市富士町の21世紀県民の森

 「豊かな森、豊かな海」を育もうと、佐賀県有明海漁協(西久保敏組合長)や佐賀県の関係者らが15日、佐賀市富士町の21世紀県民の森で植樹活動を行った。本年度は0・7ヘクタールに約2千本を植える予定。

 県と漁協は昨年9月、「漁協の山づくり」協定を結んだ。漁協が主体的に山を管理するという内容で、3年間で計2・7ヘクタールに植樹し、漁業者らが下刈り作業なども行っていく。

 今回植えたのは、ヤマボウシやヤマザクラ、クヌギなど5種類30本。雨が降りしきる中、参加者は丁寧に穴を掘り、肥料も加えながら植え込んだ。

 山の栄養分は川から有明海へと流れ、漁業、ノリ養殖にもつながっている。西久保組合長は「昔と比べて有明海の環境も変わっている。海は山の恩恵を受けているので、高齢化や担い手不足などで山林が荒れている現状は人ごとではない。可能な限り協力したい」と抱負を述べつつ、「すぐに変化しなくても、自分たちの息子、孫の代で有明海が良くなることを願っている」と期待を込めた。(福本真理)

このエントリーをはてなブックマークに追加