処方箋を提出する窓口そばに掲示している「調剤感染症対策実施加算」についての案内文=13日、小城市のタイヘイ薬局メディカルモールおぎ店

 「薬の明細書に見慣れない項目が…」。佐賀市内の調剤薬局に最近かかったという女性から、佐賀新聞「こちら さがS編集局」に相談があった。「薬代を支払った後に気づいて、薬局に尋ねたら『検温の機械を導入したので、そのお金をいただいている』と言われた。そんなことがあるの?」

 女性の明細書に記されていたのは「調剤感染症対策実施加算」。九州厚生局佐賀事務所によると、新型コロナウイルス対策で負担が増しているとして、感染防止策を取る保険薬局を対象にこの4月から、政府が臨時的に認めた調剤報酬だという。消毒液の設置や検温など基本的な感染予防策を実施していれば、全ての患者に対し1回の調剤につき4点を加算できる。1点は10円なので、医療費の負担割合が1割の人は4円、3割の人は12円を窓口で負担することになっている。

 薬局だけでなく、保険調剤を行うドラッグストアなども対象。また病院・クリニックの外来や在宅医療、歯科も「医科外来等感染症対策実施加算」などの名目で1回の診療につき5点の診療報酬が加算される。いずれも9月末までの措置だが、感染状況などによっては延長もあり得るという。

 小城市のタイヘイ薬局メディカルモールおぎ店では、新型コロナ対策として消毒液の設置や検温の機械導入、窓口のビニールカーテン設置、待合室のいすの間引きなどを実施している。今回の加算分について「尋ねられることはほとんどない」(笹野寿基薬剤師)というが、処方箋の提出窓口のそばに案内文を掲示して周知を図っている。(志垣直哉)

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