アツバキミガヨランの開花を喜ぶ永尾智子さん=嬉野市嬉野町下宿の自宅

 嬉野市嬉野町の永尾智子さん(53)宅の庭で、開花までに平均で20~30年かかるというリュウゼツラン科の「アツバキミガヨラン」が満開を迎えている。亡き祖母が植えてから少なくとも30年以上たつとみられ、鈴なりに咲いた白い鐘形の花が周囲を驚かせている。

 永尾さんが葉の間から約50センチに伸びた花茎に気付いたのは、4月10日すぎ。その後、花茎はさらにぐんぐん伸び、葉の部分を含めて約2・3メートルの高さになった。

 宮崎市のみずほ造園によると、株分けで子孫を残す種類で、同じ株から花が咲くのは基本的に一度という。2011年3月の東日本大震災の前日、東京から亡き祖母宅に越してきて10年。永尾さんは「まさか花が咲く植物だとは思いもせず、これだけの時間がたって咲くとは…。祖母とのつながりを感じる」と開花を喜んでいる。(古賀真理子)

 

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