たてた茶を埜口諦順住職(左)に渡す真島美智子さん=吉野ヶ里町の修学院

 日本茶発祥の地で知られる脊振山で11日、「脊振千坊聖茶まつり」が開かれた。会場の吉野ヶ里町の修学院(しゅがくいん)に関係者約30人が訪れ、中国から日本に茶の栽培法を伝えたとされる臨済宗の開祖・栄西をたたえた。

 実行委員会の内田新会長は「この祭りを、茶の発祥地としての地域おこしを考える機会にしたい」とあいさつした。茶道愛好家の真島美智子さんが茶をたて、埜口諦順住職が供養した。

 脊振山の中腹にある霊仙寺(りょうせんじ)跡は、1191年に栄西が茶の種をまいて栽培を始めた場所と伝わる。まつりは旧東脊振村の村制100周年記念事業の一環で1989年に始まった。今年は3年に1度の大祭に当たるが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて来年に延期し、供養だけを行った。(森田夏穂)

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