インターナショナルチョコレートアワード世界大会で銀賞に輝いた山門良子さん=唐津市の工房(撮影のためマスクを外している)

「雪うさぎ(唐津産白イチゴ)を使用したフルーツクーベルチュールチョコレート」(右)と「ビーントゥバーチョコレート」

 唐津市竹木場でチョコレートの専門店「グランポワール」を営む山門(やまと)良子さんが、ドイツで10日夜(日本時間)に開かれたチョコレート品評会「インターナショナルチョコレートアワード」の世界大会で銀賞に輝いた。2019年の銅賞に続く受賞で、山門さんは「金賞を目指してきたので悔しさもあるが、世界に認められる味になった。今後は他の商品で挑戦したい」と話す。

 受賞したのは希少品種で香り高い白イチゴの本来の味を生かした「雪うさぎ(唐津産白イチゴ)を使用したフルーツクーベルチュールチョコレート」。昨年10月に台湾で開催されたアジア太平洋大会のホワイトチョコレート部門で金賞を獲得し、別部門に出品して銀賞になったタンザニア産カカオを使用する「ビーントゥバーチョコレート」の2作品が世界大会に進出していた。

 前回の品評会から原料の配合比や製法の工程を見直すなど改良を重ねてきた。アジア太平洋大会に出品するまでの3カ月間、頭の中で繰り返し製造や配合のシミュレーションをしたり、世界の他社の受賞チョコも試食したりしてきた。「他にない、まねできない商品を、と試行錯誤してきた」と振り返る。

 山門さんは佐賀大を卒業後、酒造メーカー勤務などを経て、健康に良い食品を作りたいとの思いから2015年に自宅に工房を構えた。カカオ豆の選定から手掛けていて、「血糖値が上がらないように」と砂糖、卵、小麦などを使わないオリジナルの無添加チョコを作っている。

 自宅敷地内に新たな工房兼店舗を構え、「作業スペースが2倍になり、生産効率もアップさせたい」と意欲を見せる。来店にはネットでの事前予約が必要(土日月曜営業)。商品は通販サイトでも購入できる。(成富禎倫、横田千晶)

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