「唐津めしんしゃー漁師飯」を開発した浜-街交流ネット唐津の千々波行典代表(中央)と漁師たち=唐津市浦

レンジなどで解凍して簡単に食べられる「唐津めしんしゃー漁師飯」

 地域の文化に根ざした贈り物を表彰する「日本ギフト大賞2021」の都道府県賞(佐賀賞)に、唐津市のNPO法人・浜-街交流ネット唐津の「唐津めしんしゃー漁師飯」が選ばれた。唐津の魚介類をふんだんに使った冷凍おかずで、代表の千々波行典さん(62)は「漁師たちとともに、消費者の意見を聞きながらニーズに合った加工品づくりができた」と笑顔を見せた。

 魚の消費量の落ち込みから収入が減少傾向にある漁業者への支援につなげようと、2018年から県と連携してふるさと納税を介した寄付金を募集。地元漁業者、西九州大の水産食品学専門の研究者らとともに考案し、試作品は25種類に上る。寄付者から試作品を食べた感想を募るなど、消費者目線で商品づくりに取り組んできた。

 市場より高値で魚を買い取り、たこ飯や唐揚げ、マダイの漬け、アカエイのフライ、アジカツなど7点セット(3780円)を販売。レンジや流水で解凍して食べることができる。「冷凍食品は濃い味付けになりがちだが、唐津の魚のうまみを生かした」と千々波さん。関東や福岡での販路拡大を目指す。漁師飯の第二弾も計画中で、6月からクラウドファンディングを始める予定。

 全国の地方新聞社でつくる通販サイト「47CLUB」のほか、電話やホームページで事前予約して購入できる。(横田千晶)

 

 ■受賞を記念して漁師飯の予約販売会を5月23日に同市浦のNPOの事務所で開く。30セットを3500円で販売する。20日までにホームページや電話での予約が必要。受け取りは午後3~4時まで。電話0955(74)3155。

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