児童からの応援メッセージカードを手にして感謝の言葉を述べる吉岡徳仁さん=佐賀市の西与賀小

吉岡徳仁さんが持つトーチをのぞき込む児童=佐賀市の西与賀小

 東京五輪の聖火リレーのトーチをデザインした佐賀市出身の吉岡徳仁さん(54)が11日、母校の西与賀小を訪れて児童と交流した。児童は興奮した様子でトーチを間近で眺め、トーチに込めた思いを説明する吉岡さんの話に聞き入った。

 佐賀県内での聖火リレーを前に、同校の5、6年生約100人が最終走者の吉岡さんへ応援メッセージを書いて贈ったことがきっかけで交流が実現した。トーチを児童に見せたかったという吉岡さんは同校で拍手で迎えられ、「メッセージを読んだから、ランナーとして走りきることができた」と感謝の言葉を述べた。

 トーチを見た児童からは「すごい」「かっこいい」と歓声が上がった。吉岡さんは、トーチと東日本大震災の被災地復興との関わりなどを紹介した。「上から見ると桜の花が見える」と解説すると、児童はトーチの先から中をのぞき込んで確かめていた。

 吉岡さんは最後に「図工がすごく好きで小さい頃から力を入れていた。みんなも好きなことを頑張って」とエールを送った。6年の大田時生君は「トーチはいろいろ工夫されていて、何年もかけて作っているのに驚いた」。6年の山﨑杏南さんは「被災地で使われていたアルミを溶かして作っているのを初めて知った。テレビで見るより大きかった」と声を弾ませた。(西浦福紗)

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