体操の東京五輪代表を決める第60回NHK杯(15日・長野市ビッグハット)に鳥栖高2年の曽根崎しずく(16)が出場する。4月に開かれた全日本個人総合選手権で上位24人に入り、出場権を獲得。安定感が持ち味のオールラウンダーは、上位進出を見据える。

 曽根崎は決勝進出者24人を決める予選で19位。種目別ではDスコア(演技価値点)5・4点の大技「伸身ユルチェンコ2回ひねり」を取り入れた跳馬で5位だった。出来栄えを示すEスコア(実施点)は10点中9・0点をマーク。合計14・400点と得点を伸ばした。

 予選との合計点で争う決勝の順位は20位。跳馬は14・233点(Eスコア8・833点)をマークし8位と奮闘した。大会を振り返り「跳馬の着地は予選より決勝の方が良かった」と手応えを感じる一方、「焦りからミスの出た段違い平行棒の演技を安定させたい」と課題を口にする。

 曽根崎は小学1年から本格的に体操を始め、5年から鳥栖体操クラブで技を磨き、田代中時代は全国中学校体育大会で団体優勝を果たした。18歳以下のジュニアナショナル強化選手にも選ばれており、日本体操協会の強化スタッフを務める同校の龍富貴夫監督(62)は「4年後のパリ五輪まで見据えて伸びてほしい」と期待する。

 全日本個人総合選手権の得点を持ち点として争うNHK杯では、4枠の五輪団体総合メンバーのうち上位3人が自動的に選ばれる。曽根崎は「跳馬で流れをつかみ、一つでも上の順位を目指す。上位12人が選ばれるナショナル強化選手になり、国際舞台で活躍したい」と目標を語る。(古川公弥)

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