東京五輪の聖火リレーは10日、佐賀県での2日目を迎え、3月に53歳で亡くなった柔道家古賀稔彦さんの出身のみやき町で母校の小学校を走った。古賀さんの写真を持って見守った母の愛子さん(79)は「生前、ランナーとして子どもたちの前で走ることを楽しみにしていた」と目に涙を浮かべた。

 小学校でランナーを務めた寺田恭夫さん(76)は、1992年のバルセロナ五輪で金メダルを獲得した古賀さんの写真を納めたペンダントを着け、グラウンドを1周。終了後「古賀さんの思いを胸に走った」と語った。

 寺田さんは、リレー走者に決まっていた古賀さんが亡くなった後、みやき町に住む愛子さんの自宅を訪ねるようになり、親交が生まれた。

 聖火は11日から福岡県に移るが、新型コロナウイルス感染拡大により、公道でのリレーは実施されない。(共同)

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