佐賀県での聖火リレーが始まり、海中鳥居前をスタートする藤津郡太良町第一走者の坂口理恵子さん(右)=9日午前9時2分、同町(撮影・鶴澤弘樹)

聖火リレー 県内ルートと発着予定時刻

 東京五輪の聖火リレーが9日、佐賀県内で始まった。約180人が10日まで全20市町(18区間)で「希望の炎」をつなぐ歴史的イベントは、新型コロナウイルス感染者の急増で、応援者の密集に最大限の警戒をしながらのスタートとなった。

 藤津郡太良町の大魚神社海中鳥居前で開かれた出発式では、同町の永淵孝幸町長が「熱き思いを胸にトーチをつないでもらいたい。応援者の皆さんもコロナ感染に注意し、密にならないように楽しんで」と呼び掛けた。

 その後、ランタンの火が、佐賀県有明海漁協大浦支所女性部の部長で、第1走者の坂口理恵子さん(55)=同町=が持つトーチに移された。坂口さんは「無事にこの聖火を次に渡したい」と話し、応援者の大きな拍手に手を振って応えながら走りだした。

 聖火は鹿島市の祐徳稲荷神社や武雄市の武雄温泉楼門、東松浦郡玄海町の浜野浦の棚田といった風光明媚めいびなコースを巡り、唐津市へ向かった。午後7時40分ごろ、最終走者を務めた唐津市出身のシンガー・ソングライターのカノエラナさん(25)=東京都=がゴールし、聖火皿へ火をともした。

 最終日は10日、午前9時に三養基郡基山町役場を出発。吉野ケ里歴史公園などを経て、ゴールの佐賀市を目指す。佐賀市では、トーチをデザインした佐賀市出身の吉岡徳仁さん(54)=東京都=らが聖火をつなぐ。

 佐賀県実行委員会は沿道の密集を避けるため、インターネットのライブ中継での観覧を呼び掛けている。(古川公弥)

このエントリーをはてなブックマークに追加