川副クラブ-佐賀LIXIL FC 優勝を決めて仲間と喜びを分かち合うMF田中功一(左から2人目)ら川副クラブの選手たち=佐賀市のSAGAサンライズパーク球技場

 古豪・川副クラブが激しい点の取り合いを制し、23年ぶりに天皇杯への切符を手にした。2ゴールを挙げる活躍を果たしたMF田中功一主将は「チームを支え続けてくれた方々にいい報告ができることが何よりもうれしい」と心地よさそうに額の汗をぬぐった。

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 2-2で迎えた後半32分、鋭い切り込みでエリア内に侵入したMF江頭弘太がファウルを誘いPKを奪った。キッカーは田中。「自然体でいられた」という通り、重圧が掛かる場面でも冷静にゴール右隅を捉えた。さらに同41分。江頭からのゴール中央へのパスを右足で蹴り込み、勝利を確信させる4点目を決めた。

 前半のシュート本数はわずか1本。なかなか好機をつくれなかったが、「若い戦力も加わったことで運動量も増加している」と後藤惇志監督。後半11本という数字が示しているように、MF吉川極心ら若手も高い位置でボールを奪い、素早い切り替えから敵陣を切り崩した。

 コロナ禍の影響もあり、部員数は現在20人。ベテランの域に入った田中は「川副町はサッカーの町。結果を残すことで地域を盛り上げていきたい」と抱負を語り、天皇杯も全力で戦い抜くことを誓った。(井手一希)

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