佐賀県内の感染状況(2021年5月8日現在)

新型コロナ感染者数(2021年5月8日発表)

 佐賀県は8日、新たに10歳未満~80代の男女76人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。1日当たりの発表者数は前日7日の59人を上回り、2日連続で過去最多を更新した。これまでに確認された感染者と関連がない新規の感染者が30人を占め、拡大傾向が強まっている。県内の感染確認は延べ1911人になった。

 県によると、クラスター(感染者集団)関連の感染者は新たに3件10人が確認された。鹿島市高津原のスナック「Memory(メモリー)」では20代男性の経営者と従業員2人、利用者1人のほか関連で3人の陽性が判明し、一連の感染者は計14人になった。

 また佐賀市の有料老人ホーム「ほうむ大願寺」で新たに入所者1人の感染が確認され、感染者は計10人。同市松原のインターナショナルクラブ「サンライズゴーゴー」でも新たに利用客1人と関連1人の陽性が判明し、感染者は計10人となった。

 鳥栖市の50代女性は県職員だった。広く県民と接する業務ではなく、職員に濃厚接触者もいないが、念のため同僚の職員3人を検査する。職場の消毒は7日に終えた。

 7日に感染を公表した59人の概要も説明した。クラスターでは、唐津市栄町の藤崎病院の関連が1人増え計14人に。神埼郡吉野ヶ里町の国立病院機構肥前精神医療センターの関連が2人増えて計18人になった。

 唐津市鎮西町の馬渡島で全島民を対象に実施しているPCR検査は、8日までに検体採取をほぼ終えた。

 7日時点で「直近1週間のPCR検査陽性率」12・4%と、「1週間当たりの人口10万人に占める新規陽性者数」28・34人の二つの指標が、政府の対策分科会が示す感染状況の区分で最も深刻な「ステージ4(爆発的感染拡大)」の水準に達した。

 県健康増進課は、既に判明している感染者と関連がない新規の割合が高いことに警戒感を示し、「一つずつ感染事例を追う従来の調査が厳しい状況にあるのは事実だが、培った疫学調査のノウハウを生かし、諦めずに追っていく」とした。

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