東京五輪の聖火リレーが9、10の両日、佐賀県内で行われる。佐賀市出身の吉岡徳仁さんがデザインしたトーチを手に、五輪出場を目指すアスリートや、地元の活性化に取り組む人ら多彩な177人が全20市町(18区間)を駆ける。

 聖火リレーは9日、藤津郡太良町の大魚神社の海中鳥居前をスタート。2007年の夏の甲子園決勝で逆転満塁本塁打を放ち、現在は唐津工高野球部監督を務める副島浩史さん(31)が同町、当時監督だった百﨑敏克さん(65)が嬉野市を走る。第1日ゴールの唐津市では、ラグビー7人制で五輪出場を目指す副島亀里ララボウラティアナラ選手(37)や地元出身のシンガー・ソングライターのカノエラナさん(25)らがリレーする。

 最終日の10日は、三養基郡基山町役場を午前9時に出発。ロサンゼルス五輪陸上女子走り高跳び代表の森田久代さん(61)らが走る。続く鳥栖市はサッカー・J1サガン鳥栖のFW豊田陽平選手(36)が登場。故郷のみやき町を走る予定だったバルセロナ五輪柔道男子金メダリストの古賀稔彦さん(3月24日死去、享年53)の代わりは、天吹酒造の木下武文会長(79)が務める。佐賀北高の甲子園優勝時の投手で鹿島高野球部監督の久保貴大さん(31)は多久市、吉岡さんはゴールの佐賀市で聖火をつなぐ。

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は沿道での密集を避けるため、各ランナーが走る具体的な場所は直前まで公開していない。新型コロナウイルス感染者が増加傾向にあり、佐賀県実行委員会はインターネットのライブ中継の視聴を促している。(古川公弥)

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