千年前の遠い時代を身近に

 平安時代と聞いて何を思(おも)い浮(う)かべますか。例えば色とりどりの衣(ころも)を着た女性(じょせい)たち。さぞきらびやかな生活を送っていたのかと思いきや、彼女(かのじょ)たちの着る十二単(じゅうにひとえ)は10キロ以上。そのうえ膝行(しっこう)といって、立たずに膝(ひざ)をついて歩いたというのですから、想像(そうぞう)するだけで汗(あせ)が出そうですね。
 タイトルには「平安女子」とありますが「平安男子」についても書かれています。「源氏物語(げんじものがたり)」のような雅(みやび)なイメージはどこへやら。夜明け(なんと夏は朝5時半!)とともに活動開始。1カ月に20日以上は午前中働き、約7日は夜まで働きました。お休みは1週間に1日だけ。とてもハードな暮(く)らしです。
 ここまで読んで平安時代のイメージがガラリと変わったはず。内容(ないよう)はインテリア&ファッション編(へん)、ラブ編、ライフ編に分かれ、おもしろいお話がもりだくさん。難(むずか)しい古文はありません。古典が苦手な方にもオススメです。千年前の遠い時代を、身近に感じることができますよ。(司書ネットワーク課 川原 望)

 【ほかにもこんな本をおすすめ!】
▽日本の歴史366
 小和田 哲男/監修(主婦の友社)
▽ビジュアル日本の住まいの歴史 1
 小泉 和子/監修(ゆまに書房)
▽ねこねこ日本史でよくわかる日本の古典
 そにし けんじ/原作 福田 智弘/監 修(実業之日本社)

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