空き店舗に並べられた唐津焼を眺める来場者たち=唐津市京町

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中での開催となった「Web有田陶器市」(西松浦郡有田町)と「オンライン唐津やきもん祭り」(唐津市)が5日、終了した。4月29日からの期間中、それぞれ工夫を凝らし、一定の手応えを得た7日間となった。

 2年目となったWeb有田陶器市は、全国に先駆けて昨年取り組んだことによる「知名度」に加え、各商社や陶磁器店などがサイトを充実させたことなどから、昨年を上回る売り上げとなった事業者も見られた。

 運営する有田商工会議所は「今年は他産地もオンライン販売に取り組んでおり、昨年よりアクセス数は少なくなったが、購入単価は上がったようだ」と分析する。また、既存店の多くが通常営業した内山地区やアリタセラ(有田焼卸団地)などには、多い時の週末程度の人出があった。

 唐津市中心部とオンラインで開催されたオンライン唐津やきもん祭りは、新型コロナウイルスの影響で一部企画が中止になったものの、作家同士の対談の配信を行うなど、2年ぶりの開催で唐津焼の魅力を店舗とネットの両方から伝えた。

 実行委員会の坂本直樹委員長は「(昨年と違い)商店街全てがストップすることはなく、街のにぎわいも多少あった」と述べた。その上で「オンラインは今までにない可能性を感じた。今後も取り組みたい」と話した。(古賀真理子、中村健人)

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