鳥栖-札幌 ゴール前で競り合うFWオフォエドゥ(中央)ら鳥栖の選手たち=札幌市の札幌ドーム

 5点差での勝ち点3が、1次リーグ突破の望みをつなぐ絶対条件。クラブ初のプレーオフステージへ難局を乗り越えたかったが、1試合を残して敗退が決定。金明輝(キン・ミョンヒ)監督は「僕自身のマネジメント不足。選手の力を最大限発揮できなかった」と唇をかんだ。

 決定的なチャンスこそなかったとはいえ、前線のドゥンガやオフォエドゥにボールを集める攻撃には迫力があった。だが、自慢の堅守がほころびた。前半に与えたPKでは、GK守田がはじいたこぼれ球を味方が拾えず失点。2点目は、ゴール前に切り込んできた相手に体を寄せることもなく、フリーでシュートを許した。

 長丁場となるリーグ公式戦を念頭に、メンバーを入れ替えながら臨んできた。1試合平均失点はリーグ戦の「0・38」に対して「2・6」と、レギュラー陣との差が明らかとなった。MF湯澤は「球際の部分や相手が嫌がるボール運びができていない」とし、ツメの甘さを課題に挙げた。

 プレーオフステージ進出はならなかったが、湯澤は後半途中出場ながら前節・鹿島戦に続く2試合連続ゴールを決めた。さらに、前節にアシストを記録した16歳のMF福井は先発フル出場。要所で対人の強さを見せ、セカンドボールも果敢に奪い取った。

 戦績は振るわなかったが、総合力を上げるという意味では収穫を得た。カップ戦で出場機会を得た選手たちが、上位争いを続けるリーグ公式戦でその答えを出す。(井手一希)

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