芝生をかき分け、メリケントキンソウを抜き取る生徒たち=佐賀市の佐賀県立森林公園

抜き取られたメリケントキンソウ。6月にかけてとげのある種を実らせる

 佐賀県立森林公園(佐賀市)で6日、小城市の牛津高の全校生徒約300人がとげのある雑草を除去するボランティア活動を行った。来園者に安心して利用してもらう思いを込め、園内の池や遊具の周辺など人の行き来が多い場所を中心に手分けして摘み取った。

 公園内に生えているのは外来雑種「メリケントキンソウ」。高さ5センチに満たない小さな草で、6月にかけて直径5ミリ程度のとげのある種を実らせる。近年増加傾向にあり、芝生の上をはだしで遊んでいた子どもや散歩中の犬の足に刺さるなどしていた。機械での刈り取りが難しくて安全面から除草剤も使えず、主に手作業で除去している。

 ボランティアは学校の開校記念日に合わせて行われた「徒歩旅行清掃活動」の一環で実施した。3年前に企画されたものの、雨や新型コロナウイルスの影響などで中止が続き、今回ようやく実現した。生徒たちは初夏の日差しの下でしゃがみ込んで雑草を探し、手で次々と抜いた。

 活動を運営する家庭クラブ会長の宮島好咲さん(17)は「子どもたちが安心して遊べる場所づくりの手助けになれば」と期待を込めた。(山田宏一郎)

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