新たに県内でクラスターが発生したことなどを受け、県外への移動と会食の自粛を呼び掛ける山口祥義知事(右)=5日午後、佐賀県庁

県内の新型コロナ感染者状況

 佐賀県は5日、新たに37人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。4月20日の38人に次いで過去2番目に多い感染者数となった。佐賀市と唐津市で新たに二つのクラスター(感染者集団)が発生したことも明らかにした。県は新型コロナの対策本部会議を開き、山口祥義知事は、県境をまたがる往来と会食の自粛に加え、新たに「どうしても必要な移動も慎重に判断を」と県民に要請した。

 県によると、新たなクラスターは、佐賀市松原の接待を伴うインターナショナルクラブ「サンライズゴーゴー」のスタッフ6人と関係者1人で、2日から営業を自粛している。4月14日から5月1日までの店舗利用者には、佐賀中部保健福祉事務所=電話0952(30)1325=に相談するように呼び掛けている。

 もう一つは、唐津市栄町の藤﨑病院の医療従事者6人。ほかにクラスター関連では、神埼郡吉野ヶ里町の国立病院機構肥前精神医療センターで新たに入院患者3人、鳥栖市の介護付き有料老人ホーム「百楽仙」で新たに入所者1人の感染が分かった。

 同日開かれた県の対策本部会議で山口知事は、中等症の割合が増え、入院日数が長期化している現状から「医療従事者の負担が増している」と説明した。ビジネス関係や冠婚葬祭に伴う会食での感染が見られることから「これまでは『不要不急』の往来の自粛をお願いしてきたが、この言葉はあいまいなので削除し、どうしても必要な移動についても慎重に判断していただき、新しい感染を防いでいきたい」と呼び掛けた。(宮﨑勝)

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