日本画家の大串亮平さんと天井絵=佐賀市の大興寺庫裡

大串さんが原画を担当した彫刻=佐賀市の大興寺本堂天井

 日本画家の大串亮平さん(44)=佐賀市=が、黄檗(おうばく)宗瑞龍山大興寺(同市神野東、田中浩樹住職)の庫裡(くり)に天井絵を制作した。サクラなど16点を色鮮やかに描いている。

 2006年に全焼した本堂の再建時、大串さんが、天井に施す彫刻の原画を担当したことが縁となった。再び火災に見舞われないよう水の神といわれる龍、コイ、16種の植物が本堂の天井に彫られた。今回の天井絵は、この16種の植物を43センチ×43センチの木板16枚に描いた。丸く図案化したツバキやハス、竹、梅などを精緻な筆致で表現している。

 同寺は日本三禅宗の一つに数えられる黄檗宗の寺で、1703年に開創された。田中住職(56)は大串さんに原画を依頼した理由について「本堂は100年残る。建て直した時代を映すものにしたかった」と説明する。大串さんは「自分は日本画家だから、色彩のない原画だけでは不完全燃焼だった。住職と『いずれカラーにして残したいね』と話していたことが、やっと実現した」と笑顔を見せた。

 6月以降は観覧もできる。問い合わせは大興寺、電話0952(33)1713。(花木芙美)

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