三菱UFJ銀行と三井住友銀行が現金自動預払機(ATM)を共同で運営する方向で調整していることが2日、分かった。現金の輸送やコールセンター業務などを一元化し、維持コストの削減につなげる。本年度中の実現を視野に入れており、地方銀行などと連携を拡大することも検討する。

 三菱UFJは全国で約7千台、三井住友は約4500台のATMを展開している。既に両行は2019年から、駅構内や商業施設など銀行の店舗外にあるATMを互いに開放し、同じ手数料で利用できるようにしており、この取り組みを発展させる。

 電話対応窓口の運営を共通化したり、隣接するATMを廃止したりして効率化につなげたい考え。ATM運営を担う新会社の設立についても、今後検討する可能性がある。

 インターネット取引を含むキャッシュレス化の進展に伴い、ATMの利用は減少傾向にある。銀行業界はかつては顧客獲得に向け、ATMの設置台数やサービス内容で競ってきたが、現在は利用者の利便性を維持しながら費用を削減することが共通課題となっている。

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