竣工奉告祭で、約20人が事業完成を祝った=4月24日、佐賀市の与賀神社

国の重要文化財の保存修理事業が完了した与賀神社=佐賀市与賀町

耐震工事などを終えた与賀神社=佐賀市与賀町

耐震工事などを終えた与賀神社=佐賀市与賀町

 国の重要文化財に指定されている与賀神社(佐賀市)「楼門・三の鳥居・石橋」の保存修理事業が完了した。3年度にわたって屋根の葺(ふ)き替えや塗装修理、耐震補強工事などを実施した。4月下旬に竣工奉告祭が行われ、氏子総代ら約20人が事業の完成を祝った。

 与賀神社は欽明天皇が564年に建立し、1212年に北条義時が社殿を再興したと伝わる。楼門は太宰少弐政資が1482年に与賀城を築いたのと同じ時期に建てられ、三の鳥居や石橋は佐賀藩祖の鍋島直茂夫妻による建立とされる。楼門は1950年に、三の鳥居と石橋は70年にそれぞれ国の重要文化財に指定された。

 色落ちや傷みにより2019年2月から保存修理工事を実施していた。耐震工事については楼門に合板、鳥居に鋼管、石橋に鉄筋コンクリートなどを補強し、2016年4月の熊本地震の規模を踏まえた強度に整備した。総事業費は約1億1700万円で文化庁、佐賀県、佐賀市からの補助金が約9割を占め、奉賛金による支援もあった。

 竣工奉告祭では、中村良信宮司が祝詞を読み上げ、佐賀恵比須会の竹下敏昭会長らが玉串を奉納した。中村宮司は「伝統ある、生まれ変わった神社をこれからも大事に守っていきたい」と話した。(松岡蒼大)

このエントリーをはてなブックマークに追加