江北町役場

 佐賀県杵島郡江北町は5月から、課長が1カ所に集まって執務する“課長室”を新設する。各課の連携強化と意思決定の迅速化を狙う。各課の現場は課長代理が統括する。山田恭輔町長は「現場監督的な役割だった課長に、民間企業の重役のように経営的視点を持って仕事に当たってもらいたい」と意識改革も促す。

 町では今春、課長6人が定年退職した。幹部が一新される新体制を控えた2年前に「課長補佐」を「課長代理」に名称変更し、「補佐ではなく課長を代行できる」意識醸成を進めてきた。

 4月の機構改革では総務課と政策課を統合して総務政策課にするなど、従来の7課18係体制を5課19係に集約した。機構改革や課長室新設と合わせ、課長と課長代理の職務の明確化も図る。

 課長室は庁舎2階に設ける。レイアウトを変更し、町長、副町長、教育長の各部屋の横に課長の執務室を新設。課長級10人のうち、議会事務局や会計室長らを除く6人が常駐する。

 課長からは「課員の業務状況や姿が見えず、現場が把握できるか不安」などの声も上がる。山田町長は「来年の町制施行70周年に向け、新しい時代にふさわしい組織を目指したい。組織の形はつくったので、職員はそれぞれのミッションを果たしてほしい」と話す。(小野靖久)

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