佐賀労働局が30日に発表した3月の佐賀県内の有効求人倍率(季節調整値)は、前月から0・01ポイント増の1・11倍で5カ月連続で上昇した。県内飲食店の時短営業や福岡県への緊急事態宣言の解除などから経済活動再開を見込む求人が増え、「雇用情勢は緩やかに持ち直している」とみている。

 新規求人数は前年同月比9・3%増の6415人で、1年10カ月ぶりに増加に転じた。これに対して、新規求職者数は10・9%増の3851人だった。有効求人数は1・5%増の1万7743人、有効求職者数は6・5%増の1万5724人で推移した。

 正社員の有効求人倍率は0・92倍で、前年同月を0・06ポイント上回った。

 産業別の新規求人数を、新型コロナウイルスの影響が顕著に出始めた前年同月と比べると、宿泊業、飲食サービス業が85・5%増、建設業が47・5%増、製造業が11・9%増加。一方、運輸業、郵便業が20・4%減、派遣などを含むサービス業が16・9%減だった。

 2020年度の有効求人倍率も公表され、前年度から0・19ポイント減の1・07倍で、2年連続の低下。コロナ禍で経済活動が低調だったことが要因とみている。(中島佑子)

このエントリーをはてなブックマークに追加