佐賀労働局が30日発表した県内高卒者の就職内定率(3月末現在)は99・5%で、2018年度(99・6%)に次いで過去2番目の高水準となった。新型コロナウイルスの影響で求人数が減り、採用選考も例年より1カ月遅れて始まるなどマイナス要素が重なったものの、生徒数の自然減もあって「割合が相対的に高くなった」と分析する。

 就職希望者は2083人で前年同期より428人(17%)減。就職内定者は2073人(前年同期比16・9%減)でこのうち、県内は1358人で内定率99・5%、県外は715人で内定率99・6%だった。

 求人数は、前年同期より875人(18・9%)減の3745人。求人倍率は1・80倍で、前年同期に比べて0・04ポイント下がったが、就職希望者の減少もあって1997年以降で過去3番目の高さだった。

 県学校教育課によると、県立高卒業生に占める就職希望者数は31・2%。「例年とさほど変わらない」とし、求人数減で進学に流れるケースが特に増えたという状況はないという。

 県中部の県立高校で進路指導する男性教諭は「昨年12月には100%就職が決まり、ほっとしている。ただ、本年度の採用は求人が白紙となる可能性もありうる。例年以上に資格取得など力をつける必要がある」と話す。(中島佑子)

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