全国共進会への出品候補の子牛が集まって行われた競り=多久市のJAさが畜産センター

 5年に一度開かれる和牛の品評会「全国和牛能力共進会」に出品する候補牛の入札会が、多久市北多久町のJAさが畜産センターであった。佐賀県の認定種雄牛「誠華山」を父親に持つ子牛29頭が出品され、一番高い牛は332万7500円で落札された。子牛は今後、県内の肥育農家が育て、選考を行った上、2頭が県代表として共進会に出品される。

 共進会は“和牛のオリンピック”といわれ、次回は2022年10月、鹿児島県で開催予定。全国から自慢の牛が出品され、優秀な成績を収めるとブランド力向上につながるため、JAや県などは生産者と連携し、上位入賞を目指している。

 入札会に出品されたのは、生後6~7カ月の去勢牛。出品候補で遺伝的に優れた能力を持つ子牛だけに「発育のいい子牛が多く集まった」(担当者)といい、平均体重は210キロ、平均価格も約128万円と一般的な子牛の平均価格80万円を大幅に上回った。

 肥育農家や関係者ら約100人が集まった競りでは、200万円を超す高値が出るたびに歓声があがった。

 最高価格の牛を落札した中山牧場(東松浦郡玄海町)の中山駿さん(24)は「体つきの良い牛が買えた。今日がスタート。しっかり育てて代表になり、佐賀牛のブランド力を高められれば」と意気込んだ。

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