(左から)花束を手に笑顔を見せる座安琴希、岩坂名奈、小島絢野(SAGA久光スプリングス提供)

 バレーボール・V1リーグ女子の久光スプリングス(鳥栖市)は29日、引退を発表した岩坂名奈、座安琴希、小島絢野の引退試合となる紅白戦を神戸市内で行った。試合後にセレモニーと会見を開き、入団から久光一筋で過ごした3選手は「ファンの温かい声援が力になった」と感謝を述べた。6月30日付で引退する。

 チームが公式YouTubeで紅白戦とセレモニーを生配信した。岩坂は試合終盤にコート上で目元を拭い、座安はセレモニーで花束を受け取った後、「ついにこの日が来てしまった」と声を震わせた。

 引退の理由について岩坂は「今季はコンディションが上がらなかった。結果が全てだと思っているので、区切りをつけようと思った」と話した。座安と小島はそれぞれ、「若い子にバトンタッチをして試合を経験してほしい」「新しいセッターが入り、次の世代に変わるこの時期がタイミングだと考えた」と、世代交代を理由に挙げた。

 新型コロナウイルスの影響で、佐賀のファンとは画面越しでの別れになった。座安は「毎回いい合宿ができた。ホーム戦も一丸となって背中を押してくれた」。引退後、佐賀県内に住むという小島は「佐賀から何か発信して盛り上げていけたら」と話した。

 競技人生を振り返り、岩坂は「心残りはない。達成感の方が強い」と、きっぱり。「声援のおかげで勝てた試合がたくさんある」と佐賀のファンに感謝し、チームへの変わらない応援を願った。(草野杏実)

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