新作やお買い得品が並んだテントで品定めを楽しむ人たち=武雄市山内町のそうた窯

新作やお買い得品が並んだテントで品定めを楽しむ人たち=武雄市山内町のそうた窯

 武雄市山内町の窯元で29日、窯元市が始まった。新型コロナウイルス感染予防で有田陶器市が中止になり、出店できなくなった12の窯元が新作を発表し、お買い得品を並べている。多くは5月5日までで、5月末まで開くところもある。

 有田陶器市は一度は開催が決まったため、多くの窯が準備を進めていた。昨年の中止の時はウェブ陶器市だけの参加がほとんどだったが、今年は個々の窯元の判断で作品発表の機会を持つことにした。

 「そうた窯」では陶器市で使う予定だったテントを張ってお買い得品を並べた。皿や茶わん、カップ、湯飲みなどさまざまな絵柄の器があり、新しいデザインや、試作にとどまった“まぼろしの作品”を目当てに来た常連さんらが品定めをしていた。熊本から来た夫婦は「手描きでぬくもりを感じる作風が気に入っている。じっくり見たい」と楽しそうだった。

 企画担当の諸隈千佳さんは「コロナを考えて案内のはがきは出さず、ホームページとSNSでの情報発信にとどめたが、早朝から来てもらえた」と笑顔を見せた。顧客への新作の紹介などに追われていた。(小野靖久)

 【市を開いている窯】亀翁窯、東馬窯、そうた窯、中島陶芸、葉月窯、金龍窯、房空路、宝寿窯、桃林窯、いろえ工房、泥縄窯、辻修窯

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