九州電力の池辺和弘社長は28日の記者会見で、2024年以降に運転開始から40年を迎える川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)の運転延長の是非を判断するため、特別点検を行う考えを示した。実施時期は未定で、池辺氏は延長申請について「点検結果を見てから決断する」と述べた。

 1号機が24年7月、2号機は25年11月に40年を迎える。特別点検は運転延長の申請に必要な手続きで、原子炉の状態などを調べる。九電は結果を踏まえ、それぞれ1年前までに判断する。

 鹿児島県の塩田康一知事は「九電の動向に注視しながら、運転期間延長の検証にしっかりと対応できるよう準備を進めたい」とのコメントを出した。

 原発の運転期間は原則40年と定められているが、原子力規制委員会が認めれば最長20年延長できる。

 玄海原発(東松浦郡玄海町)は3号機が34年3月、4号機が37年7月に40年を迎える。池辺氏は「玄海はかなり先。今(特別点検を)どうこうというのはなく、まずは一生懸命、特重(特定重大事故等対処施設)を造ろうと思う」と述べ、3号機が22年8月、4号機が同年9月に設置期限を迎えるテロ対策施設の対応を急ぐとした。

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