鳥栖-鹿島 前半14分、先制点を決める鳥栖FWオフォエドゥ=鳥栖市の駅前不動産スタジアム(撮影・山田宏一郎)

 新外国人選手が鮮烈な得点デビューを果たした。今月チームに合流したばかりのFWオフォエドゥが、右足を振り抜き豪快な先制ゴールを突き刺した。結果は引き分けに終わったが、サポーターの期待に応えた一発に「けがで約1年間試合から離れていたのでとても幸せ」(オフォエドゥ)と誇らしげだった。

 待望の1点はアフリカ出身コンビから生まれた。前半14分、ゴール前の浮き球をFWドゥンガが胸で落とすと、最後はオフォエドゥがDFをうまくかわしフィニッシュ。「ゴール右隅に向けてシュートを放つ練習通りの得点だった」。公式戦2戦目にして早くも、得点という形で結果を残した。

 1-2で迎えた後半28分には、途中出場のMF湯澤がJ1初ゴール。湯沢は「自分は触るだけだった」と謙遜しながらも、「この1点が今後の自分のサッカー人生につながる1点になれば」と自信をのぞかせた。

 今季のカップ戦で初の勝ち点を手にし、グループステージ突破に向けてかすかな望みをつないだ。だが、グループ突破圏内の2位との勝ち点差は「6」。残す福岡、札幌戦は、いずれも土俵際からの勝ち星が求められる。

 それでも「試合で結果を出すことで、いい競争がチーム内で生まれる」と金明輝(キン・ミョンヒ)監督。勝利への執念がもたらした2ゴールは、「逆転突破」への一歩となるか。5月以降も連戦を控える鳥栖にとって、チームの底上げを図るうえで大きな弾みとなったはずだ。(井手一希)

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