豊臣秀吉の朝鮮出兵の地となった唐津市鎮西町名護屋。港町の入り組んだ細い路地を上っていくと、海を望む高台に「殿山窯(とのやまがま)」はある。2代目の矢野直人さん(44)は、静かな窯場で伝統的な古唐津を追い求めている。

 窯元の家に生まれ育ったが、焼き物にさほど関心はなかった。父と同じ道を歩むきっかけになったのは高校時代の米国留学。当時は油絵を描いていたが、さまざまな宗教観や考え方に触れることで自身のルーツを見つめ直した。「ものづくりも好きで、陶芸がふに落ちる感じがした」。帰国後、有田窯業大学校へ進んだ。

佐賀新聞電子版への会員登録・ログイン
この記事を見るには、佐賀新聞電子版への登録が必要です。
紙面購読されている方はダブルコースを、それ以外の方は単独コースをお申し込みください
佐賀新聞電子版のご利用方法はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加