原子力発電所3・4号機

 九州電力玄海原発(東松浦郡玄海町)で事故が発生した場合、唐津市民の受け入れ先になる佐賀県内12市町への円滑な避難を検討する「唐津市原子力災害時広域避難対策協議会」の会合が26日、佐賀県庁で開かれた。唐津市は、最大避難者数を漏れなく各市町と共有する考えや、事故状況を想定したシミュレーションを示し、実効性のある避難計画に生かす方針を示した。

 会合は非公開で、唐津市は2月の書面会議での意見を踏まえ、本年度に力を入れる取り組みを示した。市町ごとの避難者数と受け入れ施設の一覧を協議会で確認するほか、事故で放射性物質が地域に拡散する度合いを想定し、避難者数を割り出していくとしている。

 市の担当者は「全市民が避難する最大リスクに加え、具体的に事故の事例を考え、避難計画の議論を進めたい」と説明している。

 市民の避難先は鳥栖市や杵島郡白石町など県内12市町で、県も含めた担当者で年に1回、会合を開いている。協議会を巡っては、佐賀市の3月定例議会で、最大避難者数を正確に共有できていなかったことが分かっていた。(横田千晶)

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