新型コロナウイルスのワクチン接種で、留学生への支援の在り方を共有した意見交換会=佐賀市神園の西九州大佐賀キャンパス

 佐賀市は27日、新型コロナワクチンの接種で外国人留学生を支援するように、市内の大学・短大や日本語学校との意見交換会で呼び掛けた。言葉の壁で接種を受けられない学生を出さないようにする狙い。

 市によると、発送するワクチンの説明文や予診票、接種券は、日本人向けと同じものにするよう国が定めている。留学生らは接種会場で用意される17カ国の翻訳文を見ながら予診票を記入することになるという。

 西九州大佐賀キャンパス(神園)での意見交換会には、同大や短期大学部、佐賀大、佐賀女子短大、ヒューマンアカデミー日本語学校佐賀校などの関係者が出席した。市国際課は「一般市民への発送予定が決まれば、すぐに情報を提供する。漏れなく接種できるようにフォローを」と促した。

 出席した学校側の担当者は書類を見て「『接種券の保管』など、使われる言葉が難しすぎて理解できないだろう。やさしく言い換える必要がある」と感想を述べた。予診票の翻訳文は厚生労働省のホームページで公開されているが「本人が自ら入手して書くのはハードルが高すぎる。黄色い封筒が届いたら学校に持ってくるように呼び掛ける」と対策をとる方針を示した。

 佐賀市によると、市内在住の外国人は2020年12月末現在で1796人で、このうち留学生は338人に上る。(大田浩司)

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