東京五輪・パラリンピック組織委員会は27日、5月9、10の両日に佐賀県内で実施する聖火リレーのランナーを発表した。13~80歳の計177人が全20市町の18区間を駆け抜ける。聖火のトーチをデザインした佐賀市出身の吉岡徳仁さん(54)=東京都=らが参加する。

 県実行委員会選出の44人と大会スポンサー枠の133人が走る。東京五輪出場を目指す選手や歌手、地元の活性化に励む人や中高生ら多彩な顔ぶれとなった。

 9日は藤津郡太良町を午前9時にスタートする。2007年の夏の甲子園で佐賀北高の選手として全国制覇に貢献し、現在は唐津工高で指導する副島浩史さん(31)は太良町、当時監督だった百﨑敏克さん(65)=佐賀市=は嬉野市を走る。

 ラグビー7人制男子で東京五輪出場を狙う副島亀里ララボウラティアナラ選手(37)=コカ・コーラレッドスパークス、佐賀市=も選出。1日目のゴールとなる唐津市で聖火をつなぐ。

 2日目は午前9時に三養基郡基山町から再開。投手として副島浩史さんとともに夏の頂点に立ち、今は鹿島高で指導する久保貴大さん(31)は多久市を走る。吉岡さんは、ゴールの佐賀市で聖火を運ぶ。

 百﨑さんは「まさか自分が走るとは思わなかった。名誉なことでうれしい」。教え子もともに選ばれ、「優勝から時間がたつが、いつまでも覚えてくれる人がいるのはありがたい」と話した。

 組織委は沿道での密集を避けるため、各ランナーが走る具体的な場所は直前まで非公開としている。応援は大声ではなく、拍手などで行うことや、インターネットでのライブ中継の視聴を促している。(草野杏実)

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