オスプレイ反対住民の会による「ピアノと映画の集い」で、ノリ漁師でピアニストの徳永義昭さんによる演奏に耳を傾ける参加者=25日、南川副公民館

 自衛隊輸送機オスプレイの佐賀空港配備計画に反対する地域住民の会が25日、佐賀市川副町の南川副公民館で集会を開いた。沖縄県の米軍基地問題を題材にした映画の観賞などを通して、空港の軍事利用に反対する意志を確認した。

 ノリ漁期と麦の収穫期の間に当たるこの時期に抗議集会を開いてきたが、新型コロナウイルスの感染予防で、今年は参加人数を70人に限定して「ピアノと映画の集い」として開いた。

 那覇市のフリースクールに入学した石川県出身の女子高校生が、米軍基地問題について理解を深めていく様子を追ったドキュメンタリー映画「ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記」を観賞した。また、川副町のノリ漁師でピアニストとしても活動する徳永義昭さん(60)がリストの難曲「ラ・カンパネラ」の演奏を披露した。

 住民の会の古賀初次会長(72)はあいさつで「私たちには古里の自然と平和な暮らしを守っていく使命と責任がある」と強調した。佐賀県有明海漁協南川副支所で、駐屯地候補地の地権者を対象にした事実上の説明会を開いた九州防衛局への不信感を示した上で「国防が一部の人の暮らしを壊し、地域の文化と伝統を犠牲にするとすれば、その国防が守るものはいったい何なのか」と指摘した。(志垣直哉)

このエントリーをはてなブックマークに追加