日本航空が中国系の格安航空会社(LCC)の春秋航空日本(千葉県成田市)を連結子会社化する方針を固めたことが25日、分かった。6月中にも数十億円規模を追加出資し、保有する株式の割合を51%以上に引き上げる。新型コロナウイルスの流行が収束した後、観光需要を積極的に取り込む狙いがある。

 日航は現在、春秋航空日本に約5%出資している。観光需要がビジネス需要よりも早く回復するとみて、中国からのインバウンド(訪日外国人客)を増やすには中国企業との連携が必要と判断したとみられる。詳細は来月7日に公表する中期経営計画で明らかにする見通し。日航は昨年11月に公募増資などで約1800億円を調達し、このうち100億円を春秋航空日本と、日航が50%出資するLCC、ジェットスター・ジャパン(千葉県成田市)の2社への投融資に充てると明らかにしていた。春秋航空日本の2019年12月期の純損益は27億円の赤字。昨年、希望退職を募るなど人員削減に踏み切っていた。【共同】

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