佐賀県は25日、10歳未満~70代の男女24人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。既に陽性と判明している人の関係者が18人、新規でウイルス検査を受けた人が6人。県内での感染確認は延べ1524人になった。
24日時点で重症者は過去最多の5人となっており、重症者用の病床使用率10・6%も過去最高となった。
この日感染が分かった24人中1人が唐津市のスナック「ラブリン」で発生したクラスター(感染者集団)の関連で、一連の感染者は計26人になった。
24日に感染を公表した23人の概要も説明した。このうち、新規感染者としていた嬉野市の20代男性と鳥栖市の30代男性について、いずれも既に確認されていた別々の感染者の知人で接触歴があったとし、既に陽性が判明している人の関係者を14人、新規感染者を9人とそれぞれ修正した。
25日午後4時半現在の県内の専用病床の使用率は前日を2・4ポイント上回る26・2%となった。軽症・無症状者の療養のためのホテル使用率は0・9ポイント増の30・8%となっている。
県健康増進課は病床使用率が上昇している状況について「変異株に置き換わりつつある影響もあるのではと懸念している」との認識を示した。(志垣直哉)
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