新型コロナウイルスワクチンの集団接種が始まった接種会場=25日午前、基山町のきやま鹿毛病院

 三養基郡基山町で25日、佐賀県内では初めてとなる65歳以上を対象とする新型コロナワクチンの集団接種が始まった。町内のきやま鹿毛医院を会場に、初日は280人に接種し、副反応の報告や大きな混乱はなかった。同町では9月までの毎週日曜に集団接種を続け、5月末からは平日に個別接種を併せて行う予定。

 混雑回避のため予約時間を30分間隔で設定しており、接種者は受け付け、予診票チェックの後、医師の問診を受けて看護師から接種を受けた。15分間待機の後、異常がなければ帰宅した。特に変更希望がなければ、3週間後の集団接種時の予約が取れる。

 初日は医師2人、看護師6人の医療関係者に加え、町職員30人が誘導などに当たった。接種者の受け付けから帰宅までは20分ほどで、長い待ち時間は発生しなかった。

 接種1人目となった男性(69)は「痛みも違和感もなく、分かりやすい誘導でスムーズに打てた」と話した。町新型コロナワクチン接種推進室の中牟田文明室長は「会場ではソーシャルディスタンスの確保と緊急時の対応に気を配った」という。予約キャンセルが1人出たため、その分は町内の高齢者施設の職員に接種した。

 同町の高齢者は約5700人。このうち2千人が集団接種を予約しているという。会場に顔を見せた松田一也町長は「個別接種が5月末からということもあって、集団接種に早く取り掛かった。個別接種の予約が始まれば、集団接種から予約変更する人も出てくると想定している」と話した。

 県内では26日も小城市が集団接種を予定している。(樋渡光憲)

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