創立110周年の記念式典で式辞を述べる富吉賢太郎理事長=佐賀市兵庫北の佐賀清和中学・高校

 佐賀清和中・高校を運営する学校法人「佐賀清和学園」(富吉賢太郎理事長)の創立110周年の記念式典が24日、佐賀市兵庫北の同校で開かれた。在校生や教員ら約1100人が参加し、創立者への敬意を胸に節目を祝い、さらなる飛躍を誓った。

 同校は、1911(明治44)年に「私立実科女学校」として内田清一氏が設立。24(大正13)年に「清和高等女学校」と改称して4月25日を創立記念日と定めた。51(昭和26)年に「学校法人佐賀清和学園」と名称を改め、86(昭和61)年に県内初の中高一貫校となった。「人間性の涵養かんよう」を建学の精神としている。

 式典では、学園の富吉理事長が「時代が変わっても人間性の涵養は不動のもの。創立者の願いを胸に刻み、学校への誇りを新たにしてほしい」と述べた。生徒会長で高校2年の中尾凌也さんは「学校はこれからも歴史を重ねていく。未来の子どもに誇れ、未来の子どもが誇れる学校にしていく」と誓った。

 新型コロナウイルス感染防止のため、体育館での式典には中学と高校の3年生が出席。それ以外の在校生は教室でリモート参加し、校歌は伴奏のみで行った。

 この日は、小児外科医で認定NPO法人「ジャパンハート」最高顧問の吉岡秀人氏が「世界に必要な人になるために~途上国の医療最前線で25年働く小児外科医からのメッセージ」をテーマに講演した。(小部亮介)

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