句集「小鳥の声」を手にする6年の中原蓮華君(左)と内野愛子さん=佐賀市の富士小

 富士小(山下正俊校長)の児童らによる句集『小鳥の声』の第4集が発行された。児童と教諭、地元俳句同好会のメンバーらが富士町での暮らしにある感動を込めた俳句を掲載している。

 昨年度1~6年に在籍していた児童87人と教職員の俳句や、全国俳句大会と県文学賞で入賞した児童の作品も掲載した。10年前から同小で俳句を教える木原昭芳さん(75)=同町=と富士俳句同好会の会員も作品を寄せる。

 同小では「ふるさと学習」の一環で、各クラス隔月で句会を開く。会では作品を無記名で黒板に貼り、子どもたちがそれぞれの句の好きなところを言い合う。最後に最高評価を得た句の作者が発表されると、毎回大きな拍手が起こるという。児童は過去2年分の俳句から、自ら3~5句を選んで句集に掲載した。県文学賞に応募し、入賞入選した作品もある。

 6年の中原蓮華君は、昨年5月に参加した田植え体験をユーモラスに描いた「事件です田植えをしたら足はまる」で県文学賞の秀作に輝いた。「自分だけが感じたことを俳句にしたい」と力を込める。

 内野愛子さん(6年)は、自宅裏の川にいたホタルを俳句にした「夜のことふと川見るとほたるかな」で同賞を受けた。「言葉に迷ったりするけど、賞に入ったり褒められたりするとうれしい」と笑顔を見せる。

 句集は2年に一度の発行で、A5判、214ページ。児童に配布したほか、市立図書館富士館や同町のちどりの湯で見ることができる。(花木芙美)

このエントリーをはてなブックマークに追加