「一生懸命に走りたい」と話す木下武文さん=三養基郡みやき町の天吹酒造

 佐賀県は23日、東京五輪の県内の聖火ランナーを務める予定で、3月下旬に亡くなった1992年バルセロナ五輪柔道男子71キロ級の金メダリスト・古賀稔彦さん=三養基郡みやき町出身=の後任に、同町の天吹酒造会長・木下武文さん(79)が選ばれたと発表した。木下さんは「古賀さんの代わりになれるとは思わないが、一生懸命走りたい」と抱負を語る。

 古賀さんは生前、同町のふるさと大使を務め、町役場庁舎など4施設に設置された記帳所では、これまで1500人以上が弔意を表した。木下さんは「古賀さんと直接お会いしたことはないが、町民の誇りだと思っている」と語る。

 木下さんは昨年金婚式を迎え、記念として聖火ランナーに応募していたという。突然の大役に「諦めていたので驚いた」と話し、「機会をいただけたのは本当に名誉なこと」と喜ぶ。毎日3千歩以上散歩しており、「足腰は鍛えている」と自信を見せる。(瀬戸健太郎)

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