舞鶴荘の敷地内で開かれた「北城内えんマルシェ」=唐津市北城内

開放された庭園を散策する来場者たち=唐津市北城内の舞鶴荘

内部が公開された舞鶴荘。2階からは唐津城を見ることができる=唐津市北城内

多くの飲食店などが出店した「北城内えんマルシェ」=唐津市北城内の舞鶴荘

 かつて九州電力の保養所として使われていた唐津市北城内の舞鶴荘で23日、「北城内えんマルシェ」が始まった。開放された敷地内に露店が並び、市民をはじめ多くの人が訪れてにぎわっている。24日まで。

 会場には飲食店やキッチンカーなど14店舗が出店し、来場者は屋外での買い物を楽しんでいた。舞鶴荘の内部の見学会も開かれ、興味深そうに屋内の様子や外の景色を眺めていた。近くの西の浜の海では、パドルを使ってこぐサーフィン「スタンドアップパドルボード」(SUP=サップ)の体験会もあった。

 市内から訪れた安田功さん(64)は「古い建物が好き。取り壊されなくて安心した」と喜び、「マルシェは楽しく、今後はクラッシックのコンサートや唐津焼の展示など文化的な催しもしてもらえれば」と期待を込めた。

 舞鶴荘は1922(大正11)年に高取伊好が娘婿の住居として建設。伊好の邸宅だった国指定重要文化財「旧高取邸」に隣接している。62年ごろから九電が社員の保養所として利用したが、14年3月に閉鎖された。マルシェは跡地利用の方法を探る実証実験の第1弾として九電が主催した。来場者のアンケート結果などを基に今後の活用を検討する。担当者は「地域と一緒になってにぎわいを創出する拠点にしたい」としている。(中村健人)

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