滑走路上に墜落、転覆して破損した超軽量飛行機=2020年6月9日、杵島郡白石町

 杵島郡白石町新拓の北有明場外離着陸場で2020年6月、福岡県那珂川市の男性=当時(66)=が操縦する1人乗り超軽量飛行機(ウルトラライトプレーン)が墜落し、死亡した事故を巡り、国土交通省運輸安全委員会(武田展雄委員長)は22日、事故の調査結果をまとめた報告書を公表した。

 同委員会は複数回にわたる現地調査や目撃者がスマートフォンで撮影していた動画の解析などから事故原因を分析した。

 報告書によると、超軽量飛行機は滑走開始直後に機体のブレード(プロペラの羽)が壊れ、その破片の一部が翼の揚力を胴体に伝えるストラットと呼ばれる支柱に衝突。左翼後方の支柱が折れ曲がり、胴体に揚力を伝えることができなくなったことで左翼の付け根部分に負荷がかかって破損したとみている。

 左翼と胴体を結合するための部品の一部が摩耗し、組み立て手順書とは異なる結合状況だったことも原因の一つと推定している。一方、ブレードの損壊については「原因を特定することはできなかった」とした。

 事故は20年6月9日午後3時20分ごろ発生。男性が操縦する超軽量飛行機が離陸直後に地上約7メートルから落下し、男性は出血性ショックで死亡した。

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