大型連休中の首都圏や関西圏からの帰省自粛などを呼び掛けた山口祥義知事(中央)=22日午後、佐賀県庁

佐賀県が求めた主な対応

 佐賀県の山口祥義知事は22日、新型コロナウイルスの対策本部会議で、感染力が強いとされる変異株が拡大しているとして、地域を限定せずに県外での会食を同日から自粛するよう求めた。大型連休に関しては、首都圏や関西圏からの帰省の自粛を要請した。

 山口知事は変異株に関して「早めに押さえ込まないと、どんどん数字が膨らむ」と警戒感を示した。その上で、県外での会食については「避けてもらうことで感染が減ってくる。新しい(感染)要素を極力排除することが大事」と訴えた。

 感染が拡大している大阪府、兵庫県、京都府と首都圏1都3県からの帰省については「ゴールデンウイークを持ちこたえるためにも、できる限り控えてほしい」と呼び掛けた。

 県内では20日、過去最多となる38人の感染を確認するなど感染者が増えているが、山口知事は会議後、記者団に「今は(感染者を)追えている」との認識を示した。このため、県内での会食自粛や飲食店の営業時間短縮要請を促す段階ではないとの見解を示した。

 県民を対象にした県内旅行の宿泊割引キャンペーンは継続する考えを示した。山口知事は21日時点の病床使用率が13・4%にとどまっている点を踏まえ「県内での活動は感染症対策をしていれば維持できる」とした。新型コロナの警戒度の区分は、最も低い「ステージ1」と「ステージ2(漸増=ぜんぞう)」の間を意味する「ステージ1・5という意識」と述べた。

 県教育委員会は、県外での部活動の交流を24日から自粛するように求める通知を県立学校に出した。(岩本大志)

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